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『MARS』(マース)は、惣領冬実による日本の漫画作品。1996年から2000年まで、『別冊フレンド』(講談社)に連載された。1996年2月号から2000年12月号に連載。外伝1話が同誌1999年9月号に掲載された。単行本は講談社コミックス別冊フレンドから全15巻と外伝「名前のない馬」全1巻が、文庫版は講談社漫画文庫から全8巻(外伝含む)が刊行された。 漫画を原作として2000年にドラマCDが発売。2004年には台湾で『戰神 MARS』のタイトルでテレビドラマ化され、2005年以降に日本でも放送された。2016年には日本で新たに『MARS〜ただ、君を愛してる〜』としてテレビドラマ化された。 == あらすじ == 内向的な少女キラは、同じクラスになったオートバイレーサーの零と知り合う。最初は彼を非常識だと嫌っていたが、次第にその無邪気さに魅かれ、キラは零と自然につき合い始める。友人の木田や晴美にも支えられ、順調に交際を続ける2人。やがてキラは、零の双子の弟・聖が2年前に自殺し、その現場に居合わせた零が心理的治療を受けていたことを知る。そんな2人の前に、零のかつての恋人・しおりが現れ、今でも零が好きだと言い彼につきまとう。中学時代、しおりは聖とつき合っていて、その後零が奪ってつき合い始めたことから、自殺直後はそれが原因だと噂されていた。しかし零は、聖の自殺の原因は、自分たちの出生の秘密を聖に教えたせいだとキラに打ち明ける。零はしおりに元には戻らないことを告げ、キラと共に居ることを選ぶ。 高校3年生になったキラと零は、新入生の桐島と知り合う。彼には、かつて自分をいじめた先輩を殺した経歴があり、常識に縛られずキレている自分と零は同類だと言う。桐島は、そんな零をキラがつまらなく変えてしまったと怒り、彼女を殺そうとする。キラは零に助けられるが、桐島は別の事件を起こして逮捕され退学処分となる。桐島の言葉に不安を抱く零。彼を慰めようとするキラの不審な態度に気づいた零は、彼女が過去に継父から暴行を受けていたことを知る。母親の病気も重なり、キラは別居していた継父と再び一緒に暮らし始めるが、零との関係に過剰に干渉され家出。零の部屋で同棲生活を始める。学校に退学届を出し、自分が働いて暮らしていこうとする零だが、キラを連れ戻しに来た彼女の継父に暴行を振るう。未成年の自分達の非力さを悟った零は、キラを守るために父・崇之に頭を下げ、事態の収拾を図ってくれるよう頼み、代わりにレースを止めて父の言うことを聞くと約束する。キラと零は崇之と共に暮らし始めるが、零を想うキラは、彼に夢を叶えさせるためにレースを続けさせてやってほしいと崇之に頼む。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「MARS (漫画)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mars (manga) 」があります。 スポンサード リンク
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